【写真:Getty Images】
ラ・リーガ第10節、バルセロナ対レアル・マドリードが現地時間24日にカンプ・ノウで行われた。公式戦通算247回目の開催となったエル・クラシコでは、伝統の一戦に相応しい衝撃的なゴールが誕生している。
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お互いに慎重な入りを見せる中、最初にビッグチャンスを迎えたのはバルセロナだった。左サイドからクロスが入ると、ペナルティーエリア内でセルジーニョ・デストがフリーに。しかし、若きDFは決めきることができなかった。
そのわずか7分後に試合が動く。決めたのはDFダビド・アラバだ。
このゴールは全てが完璧だった。アラバはメンフィス・デパイからボールを奪いヴィニシウス・ジュニオールに預けると、そのままトップスピードで前線へ。その後ヴィニシウス→ロドリゴ・ゴエスとパスが繋がり、最後に左サイドでフリーとなった自身の元へボールが戻ってくると、左足でシュートを放った。
威力、精度ともに申し分ないボールはファーサイドのネットを豪快に揺らした。GKマルク=アンドレ・テア・シュテーゲンからするとノーチャンス。「本当にDFなのか?」と疑ってしまうような、そんな衝撃的な一発だった。
レアルはその後、バルセロナの攻撃を跳ね返し続け、アディショナルタイムにカウンターから追加点を奪取。最後の最後で1失点こそ喫したが敵地で2-1と競り勝ち、これでクラシコ4連勝とした。
豪快な一撃を沈めたアラバはそのゴールシーン以外にも絶大な存在感を誇示。パス本数チーム1位タイで成功率は92%を記録しており、守備でも的確なポジショニングや鋭い寄せで何度もバルセロナの攻撃をストップした。これだけの選手をフリーで獲得できたのは、レアルにとっては幸運だったと言える。