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代表 3年前

ブラジル代表メンバーって誰がいるの? 現在のスタメン、フォーメーションは? ネイマール最後のW杯へ。指揮官を悩ますポジションは…

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

MF紹介

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【写真:Getty Images】



カゼミーロ(レアル・マドリード/スペイン)
生年月日:1992年2月23日(29歳)
代表成績:58試合4得点2アシスト

 中盤の底でチームを支えるのがカゼミーロだ。チッチ監督の下でレギュラーを張り続け、チアゴ・シウバが不在の試合ではキャプテンを任されている。的確なポジショニングからピンチの芽を摘み、セットプレーでは得点源としての役割も担う。レアル・マドリードでの立場と同様に、ブラジル代表にも欠かせない存在となっている。

 今夏のコパ・アメリカ(南米選手権)やワールドカップ南米予選でも主力としてプレーしているが、10月はメンバーから外れた。理由は親知らずによる感染症で、南米予選3試合はファビーニョが代役を務めた。これまで、ファビーニョとカゼミーロが同時に先発で起用されたことはほとんどなく、ファビーニョがバックアップを務めるという豪華な陣容になっている。

フレッジ(マンチェスター・ユナイテッド/イングランド)
生年月日:1993年3月5日(28歳)
代表成績:21試合0得点2アシスト

 マンチェスター・ユナイテッドに加入した18/19シーズンは適応に苦しんだものの、翌シーズン以降は実力を発揮しているフレッジ。18年夏のロシアワールドカップのメンバーには滑り込んだものの、ブラジル代表に居場所を確保したのは2021年になってからだ。9月は新型コロナウイルスの影響で招集を見送られたが、今夏のコパ・アメリカ(南米選手権)以降は主力として定着しつつある。

 広いエリアをカバーできる走力とボールを刈り取る守備力は魅力だが、その立場が安泰とまでは言えない。フレッジが不在だった9月の2試合ではマルセイユのジェルソンがデビューしている。東京五輪でU-24ブラジル代表を頂点へと導いたドウグラス・ルイスも控えており、カゼミーロの相棒をめぐる争いはし烈を極める。

ネイマール(パリ・サンジェルマン/フランス)
生年月日:1992年2月5日(29歳)
代表成績:115試合70得点51アシスト

 ネイマールは18歳でデビューして以降、ワールドカップには2度出場。ブラジル代表は2019年のコパ・アメリカ(南米選手権)で優勝しているが、ネイマールは怪我でこの大会を欠場。14年のワールドカップは怪我で準決勝以降の2試合を欠場し、キャプテンとして出場した翌年のコパ・アメリカでは累積警告と退場処分により2試合で出場停止となるなど、重要な局面ではいつもいない。今夏のコパ・アメリカでは2得点を挙げたが、アルゼンチン代表に敗れて優勝に手が届かなかった。

 ネイマールに関する話題は、ピッチ内外を問わず絶えないが、ブラジル代表における存在の大きさは115試合70得点という数字が表している。ネイマールにとってブラジル代表の優勝は悲願となっているが、来年のワールドカップが最後のチャンスとなる可能性を示唆している。南米予選でブラジル代表は首位を走っているが、ネイマールは大舞台で輝くことができるのだろうか。

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