【写真:Getty Images】
イタリア・セリエAでは現地時間24日にインテル対ユベントスのイタリアダービーが開催される。過去の対戦では数多くのスーパーゴールが記録されてきたカードだが、23年前にアレッサンドロ・デル・ピエロが見事な個人技から叩き込んだゴールもそのひとつだ。
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1997/98シーズンのセリエAでは、前年王者のユベントスとインテルがデッドヒートを繰り広げる。終盤戦にかけてユベントスが4連勝、インテルが6連勝と互いに譲らず、ユベントスがわずか1ポイントリードした状況で第31節の直接対決を迎えた。
インテルをけん引していたのは、この試合に先立つ6連勝の全ての試合でゴールを挙げていたブラジルの“怪物”ロナウド。だが決勝点を挙げて若きエース対決を制したのは、ユベントスの10番デル・ピエロだった。
前半21分、エドガー・ダーヴィッツからの縦パスを左サイドで受けたデル・ピエロは自らゴールに向かって仕掛けていく。細かなフェイントを交えながらも全く勢いを落とさない圧巻のドリブルでサルバトーレ・フレージを翻弄すると、最後は急ブレーキで右足に持ち替えてシュートを突き刺してしまった。
首位決戦の大一番を制したユベントスはそのままこの年のスクデットを獲得。キャリアハイの21得点を挙げたデル・ピエロにとってもベストシーズンのひとつとなった。