100億円を超える移籍金(契約解除金)も珍しくなくなった今日のサッカー界で市場価値の高い日本人は誰なのか。今回フットボールチャンネル編集部は、データサイト『transfermarkt』が算出した市場価値ランキングの最新版を紹介する。※市場価値、成績は9月28日時点、価格が並んだ場合の順位はサイトに準拠
50位: 名古屋グランパスの門番
【写真:Getty Images】
DF:中谷進之介(日本/名古屋グランパス)
生年月日:1996年3月24日(25歳)
市場価格:120万ユーロ(約1.4億円)
20/21リーグ戦成績:31試合出場/1得点0アシスト
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柏レイソルの下部組織出身の中谷進之介は、高校2年次にクラブ史上初のクラブユース選手権優勝に貢献。翌年にU-18でキャプテンに就任すると、その世代の先頭を走ってきた中谷は、同年7月にトップチームに2種登録された。2014年にトップチームに昇格するとシーズン終盤にはスタメンに抜擢され、リーグ7連勝に貢献。3年目の2016シーズンには、スタメンに定着した。
DFリーダーとして頭角すると、同年に開催されたリオデジャネイロ五輪にバックアップメンバーとして帯同。飛躍のシーズンとなったこの年は、リーグ戦31試合に出場し、Jリーグ優秀選手に選出された。だが、2018シーズンには状況が一変。AFCチャンピオンズリーグ(ACL)による過密日程の中、徐々に出番を減らしていった中谷は、幼少期から過ごした柏レイソル退団を決断。名古屋グランパスへ移籍した。
移籍直後からスタメンに定着した中谷は、2年連続で全試合に出場。2020シーズンにはリーグ最少失点に貢献し、ACL出場権内の3位フィニッシュに貢献した。今年6月には日本代表に初招集など、名古屋グランパスで飛躍したこのDFの市場価値は、自己最高の125万ユーロ(約1.5億円)に到達。一時は下落したが、再び120万ユーロ(約1.4億円)まで上昇している。今季タイトルを獲得できれば、さらに上昇するだろう。