チャンピオンズリーグ(CL)・グループリーグE第3節、バルセロナ対ディナモ・キエフが現地時間20日に行われ、1-0でホームのバルセロナが勝利。完璧な守備で今季UEFAチャンピオンズリーグ(CL)初勝利を収めた。それでもどこか不安にさせられたのはなぜなのか。この試合で見えた課題とは。(文:阿部勝教)
希望を繋ぐ勝利
【写真:Getty Images】
「次のラウンドに進むチャンスを得るには勝たなければならない。自分たちが何をするかはわかっている。勝たなければならないよ」
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試合前、ロナルド・クーマン監督が口にしたように、グループリーグ第1節のバイエルン戦、第2節のベンフィカ戦の両方で3失点の大敗を喫し、クラブ史上初めてのCLグループリーグ連敗スタートとなったバルセロナは、決勝トーナメント進出のために勝利が必須の一戦となった。
これまでのバルセロナであれば、ディナモ・キエフをホームで圧倒し、大量得点を決めてもおかしくないが今季はそうもいかない。この試合でもボールを保持し、チャンスを作るが、引いた相手に攻めあぐねる場面が多く見られた
前節に続き、またしても無得点に終わるかに見えたが、そんな中チームを救ったのはジェラール・ピケだ。
35分、コーナーキックのこぼれ球をフレンキー・デ・ヨングが拾うと、ボールはフリーのジョルディ・アルバの元へ。左サイドから柔らかいクロスを上げると、フリーのピケが合わせて先制に成功した。
その後、なかなか決定機を作れなかったバルセロナはこのゴールを守り切り、何とか決勝トーナメント進出に希望を繋いだ。
内容だけ見れば良いとは言いにくい一戦だったが、勝ち切った要因はどこにあったのか。