【写真:Getty Images】
UEFAチャンピオンズリーグ(CL)のバルセロナ対ディナモ・キエフ戦が現地時間20日に行われる。かつてこのカードでは、“ウクライナの矢”アンドリー・シェフチェンコが衝撃的なハットトリックの活躍をみせたこともあった。
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ディナモ・キエフは旧ソ連時代にも欧州カップで優勝を飾るなど東欧を代表する強豪クラブのひとつではあった。だがウクライナの独立後しばらくは、国内で圧倒的な力を誇りながらも、CLでは出場しても早期敗退に終わるなど存在感を発揮することはできずにいた。
その状況が劇的に変化したのが1997/98シーズンだ。名将ヴァレリー・ロバノフスキー監督の率いるチームはバルセロナ、ニューカッスル、PSVを抑えてグループを首位通過し、準々決勝進出を果たす旋風を巻き起こした。特に世界に衝撃を与えたのが、敵地カンプ・ノウでバルセロナに4-0の大勝を飾った一戦だ。
その大勝の立役者となったのが当時21歳の若きエース、シェフチェンコ。相棒セルヒー・レブロフとのコンビでバルセロナ守備陣を蹂躙し、ヘディング2発とPKにより前半だけでハットトリックを達成してしまった。
ディナモ・キエフはこの翌年にもさらなる躍進を遂げ、レアル・マドリードなどを下してCL準決勝にまで進出。CL得点王に輝いたシェフチェンコはその後ミランへと移籍し、セリエA得点王やバロンドール受賞など輝かしいキャリアを歩んでいくことになった。