【写真:Getty Images】
国際サッカー連盟(FIFA)が推進しようとしているFIFAワールドカップの隔年開催案が実現されたとすれば、欧州から一定数の国・地域がFIFAを脱退する可能性があるかもしれない。『AP通信』が報じたとして複数メディアが伝えている。
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ワールドカップはサッカー界最大のイベントとして現在4年に1回開催されているが、FIFAはその頻度を2倍に増やして隔年開催とする案を検討中。各方面から様々な意見が交わされている状況だが、選手の負担などを理由に反対の声も強い。
最終的に隔年開催が実現した場合には、FIFAから離脱することを検討している国・地域もあるようだ。匿名の関係者による情報として伝えられるところによれば、欧州サッカー連盟(UEFA)に所属する55のサッカー協会のうち12以上が、隔年開催実現の場合にはFIFAを脱退する意向を示しているという。
FIFA脱退の可能性を検討するサッカー協会の中には、北欧諸国が含まれるとみられている。デンマーク、スウェーデン、ノルウェー、フィンランド、アイスランド、フェロー諸島の6協会は先日、共同声明の形でワールドカップ隔年開催への反対を表明していた。
ある協会が仮にFIFAを脱退したとしても、UEFAのメンバーシップに影響することはない。代表チームがユーロ(欧州選手権)などに、またクラブチームがチャンピオンズリーグなどに参加することは可能だと見込まれている。
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