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ユベントスの伝説デル・ピエロが描く芸術品。CLで決めた無回転長距離FK弾が凄い!【欧州CL】

text by 編集部 photo by Getty Images

アレッサンドロ・デル・ピエロ
【写真:Getty Images】



 UEFAチャンピオンズリーグ(CL)のゼニト・サンクトペテルブルク対ユベントス戦が現地時間20日に行われる。かつてこのカードでは、ユベントスのレジェンドであるイタリア代表FWアレッサンドロ・デル・ピエロが直接FKからのスーパーゴールを叩き込んだこともあった。

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 デル・ピエロは1993年から2012年までキャリアの大部分をユベントスで過ごし、背番号10を背負ってクラブの象徴的存在となった。CL優勝や6度のセリエA優勝など数多くのタイトルをもたらし、クラブ歴代最多出場や最多ゴールなど様々な個人記録も達成している。

 優れたテクニックと創造性を武器とするプレースタイルにより、ルネサンス期の画家の名を取って「ピントゥリッキオ」のニックネームでも呼ばれた。2008/09シーズンのCL初戦で対戦したゼニトから挙げたゴールも、まさに芸術的な一撃だ。

 ペナルティーエリア手前左側でのFKは、直接狙うにはやや遠いようにも見える位置ではあった。だがデル・ピエロの右足から放たれた無回転のボールは右上へ伸びるように不規則に変化し、一旦逆方向へと反応しかけたGKを欺くようにゴールネットに突き刺さった。

 ユベントスはこの2年前に大規模八百長事件によるセリエB降格を余儀なくされ、セリエA再昇格1年目で3位の成績を残してCL復帰を果たしたところだった。その初戦を1-0の勝利で飾る決勝点は、ユベントスにとってゴールの美しさ以上の大きな意味を持つ一撃でもあった。

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