【写真:Getty Images】
ちょうど19年前の今日、エバートンに所属していたウェイン・ルーニーがプレミアリーグ初ゴールを記録した。後に伝説的な活躍を残すことになるスター選手の最初の一撃は、当時16歳だったとは信じがたいような衝撃的なゴールだった。
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エバートン下部組織で育ったルーニーは、2002/03シーズンのプレミアリーグ開幕戦に16歳298日でデビュー。その約2ヶ月後、2002年10月19日に行われた第10節アーセナル戦でプレミアリーグ初ゴールを記録した。
アーセン・ヴェンゲル監督率いるアーセナルは、この前年にリーグ終盤13連勝という快進撃を見せてプレミアリーグ優勝。その勢いを持続して開幕から7勝2分けの無敗で首位に立ち、前年からの連続無敗記録を30試合に伸ばしていた。
だが、その当時最強のアーセナルを止めてしまったのが16歳のルーニーだった。1-1で迎えた終了間際の90分、ルーニーは前線左サイドで受けた浮き球パスを完璧なトラップで足元に収めると、エリア外から右足でシュート。GKの伸ばした手の先を越えたあとクロスバーを叩いてネットに収まる完璧なコースへ決勝点を叩き込んだ。
この時点で16歳360日のルーニーは、プレミアリーグ史上初となる16歳でのゴールも達成。マイケル・オーウェンが保持していた記録を塗り替えて当時の最年少得点者となった。
その後の軌跡は説明不要だろう。マンチェスター・ユナイテッドとイングランド代表の史上最多得点者となったルーニーは、キャリア終盤に古巣エバートンへの復帰も果たした。今年1月に現役引退を決断し、現在はチャンピオンシップ(2部)のダービー・カウンティで監督として奮闘している。