FW紹介
【写真:Getty Images】
アレッサンドロ・デル・ピエロ(元イタリア代表)
生年月日:1974年11月9日
在籍期間:93年夏~12年夏
クラブ通算成績:705試合290得点92アシスト
代表通算成績:91試合27得点8アシスト
ユベントスというクラブを語る上で、アレッサンドロ・デル・ピエロの名前を出さないわけにはいかないだろう。1993年にパドヴァから移籍すると、そこから19年間に渡り、白と黒のユニフォームを着用し続けた。2006年、クラブがカルチョ・スキャンダル発覚による処分でセリエB降格となった際には、真っ先に残留を表明。クラブを深く愛したが、それ以上にサポーターから愛された存在であった。
先述した通り19年間をユベントスで過ごしたFWは、公式戦705試合出場を記録。2位ジャンルイジ・ブッフォンが同685試合なので、断トツの数字である。また、通算290得点と同92アシストもクラブ史上ナンバー1の成績となっている。これらの記録を超える存在が現れることは、もうないだろう。忠誠心、実績、実力。すべてが揃ったクラブ史上最強のレジェンドということに、疑いの余地はない。
ダビド・トレゼゲ(元フランス代表)
生年月日:1977年10月15日
在籍期間:00年夏~10年夏
クラブ通算成績:320試合171得点25アシスト
代表通算成績:71試合34得点7アシスト
22歳でユベントスの一員となったストライカーはすぐにその非凡な才能を発揮。1年目でリーグ戦14得点をマークすると、2年目にしてさっそくセリエA得点王に輝き、同リーグの最優秀選手にも輝いた。以降は怪我に泣かされることも何度かあったが、試合に出れば高い確率でゴールをマーク。セリエB降格時も懸命にチームをサポートした。結果的に10年在籍し、公式戦320試合出場を記録している。
身長190cmという申し分ない体格を誇っているため、そのパワーは圧巻。それに加えストライカーとしての思い切りの良さもあったので、豪快なゴールを決めることが珍しくなかった。また、伝説的FWアレッサンドロ・デル・ピエロとのコンビネーションも抜群で、何度も対戦相手にとっての悩みの種となっていた。ちなみに、ユベントスでの通算171得点は外国籍選手としては史上最多の数字である。