ベルギー1部のロイヤル・ユニオン・サン・ジロワーズに所属するMF三笘薫が鮮烈なパフォーマンスでチームを大逆転勝利に導いた。数的不利かつ2点ビハインドからの途中出場で、リーグ戦初ゴールを含むハットトリック。日本代表のコーチが見守る前で残した結果は、今後にどうつながっていくのだろうか。(文:舩木渉)
日本代表から帰った海外組たちは…
約2週間におよんだ代表ウィークが終了し、各国でリーグ戦が再開した。
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日本代表活動から各所属クラブに戻った選手たちも、次の招集に向けてアピールに勤しんでいる。
ドイツ組では2部のシャルケに所属するDF板倉滉が金曜日に開催されたリーグ戦で先発起用され、対戦相手のハノーファーに所属するDF室屋成も途中出場。1部リーグではヴォルフスブルク戦に先発起用されたウニオン・ベルリンのMF原口元気が1アシストを記録し、2-0の勝利に大きく貢献した。
他にもMF鎌田大地やFW浅野拓磨、MF田中碧はそれぞれフランクフルトやボーフム、フォルトゥナ・デュッセルドルフのリーグ戦で途中出場し、シュトゥットガルトのMF遠藤航は元気に先発フル出場。スコットランドの強豪セルティックに所属するFW古橋亨梧はマザーウェル戦に先発起用されると、17分に猛烈なプレスバックとボール奪取から先制点の起点となった。
こうして所属クラブで出場機会を得ている選手たちがいる一方、11月の代表ウィークに向けて厳しい状況に置かれている選手もいる。
特にスペイン1部のマジョルカでプレーするMF久保建英や、オランダ1部のPSVアイントホーフェンに所属するMF堂安律は負傷離脱が長引き、来月の代表招集までに実戦復帰が難しいのではないかと報じられている。また、日本国内ではヴィッセル神戸のFW大迫勇也が負傷を抱えていることが明らかになり、一部メディアでは来月の日本代表活動に参加するのが難しいのではないかと伝えられているところだ。
日本代表は11月にベトナム代表とオマーン代表との重要なアウェイ2連戦を予定している。MF南野拓実も相変わらずリバプールで出番に恵まれない状況が続き、攻撃陣の多くに不在やコンディション不良の懸念が残る。