フットボールチャンネル

Jリーグ 3年前

Jリーグ、審判が犯した“しくじり事件”5選。2度警告も退場なし!? あの名手にはカードを…

シリーズ:編集部フォーカス text by 小幡真一郎 photo by Getty Images

同じ選手に警告を2度出したが、退場させられず…

2
【イラスト:千田純生】




1999年5月16日J2リーグ第12節(@厚別)
札幌 3-0 仙台
主審:梅本博之、副審:木島栄、遠藤敦、4審:上田充士

 24分に警告を受けていた仙台・斎藤克幸は、44分の相手FKでの遅延行為により2枚目のイエローカードを出されるが、24分とは別の選手と認識されており試合はそのまま続行。実はこのとき、副審が主審に向かって指を2本立て、「(イエローが)2枚目じゃないのか?」とサインを送っていたのだが、ハーフタイム直前だったこともあり、主審の梅本氏はアディショナルタイムの確認だと勘違いをしてしまった。その後、ハーフタイムに映像を確認し、退場が正式に認められた(記録上は44分の退場)。梅本氏は「(選手の)番号は正面からしっかり確認しないといけないと痛感した」と語っている。

しくじり審判 失敗から学ぶサッカー審判の教科書

61Cle5R6ScL._SX338_BO1,204,203,200_

≪書籍概要≫
【発行】株式会社カンゼン
【発売日】2021/10/15

先人たちの失敗を知り、理解することは
自分自身の成長につながる

プロスポーツはシビアな世界です。
勝った選手やチームは称賛され、負ければ罵声を浴びることが常です。

批判されるのは、何もプレイヤーだけの話ではありません。
ときに、試合(ゲーム)を司る役割である“審判”も批判に晒されることがあります。
いや、審判はほとんど称賛されることがない中で、批判は集中しやすい損な役回りだと言えます。

本書はJリーグ草創期を知るサッカー審判たちの奮闘記です。

Jリーグが開幕したばかりだからこそ起きた
海外のスター選手とのマル秘エピソードや
グラスルーツで審判をする方でも思わず共感してしまうような
“うっかりミス”などが掲載されています。

先人たちが犯した“ミス”を知ることで
審判としての実技レベルが向上することをコンセプトとした
これまでになかったサッカー審判の教科書です。

さらには、サッカーを観る人やプレーする人たちにとっても
「審判から見えるサッカー」を知ることで、サッカーというゲームに対して
より理解が深まることでしょう。

先人たちのマル秘エピソードに笑い、そして学べ!

詳細はこちらから

1 2 3 4 5

KANZENからのお知らせ

scroll top
error: Content is protected !!