田中碧の先制弾で好スタート
【写真提供:JFA】
【日本 2-1 オーストラリア 2022年カタールW杯アジア最終予選】
カタールワールドカップアジア最終予選の日本代表対オーストラリア代表が12日に行われた。試合は2-1でホームの日本代表が勝利した。
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サウジアラビア戦で敗れて厳しい状況の日本は、システムもメンバーも入れ替えて最終予選3連勝中のオーストラリアと対戦。すると、この変更がいきなり的中する。
開始8分、日本は左から南野拓実が右足でクロスを入れると、相手DFをかすめたボールがファーサイドの田中碧に渡る。初先発の田中碧は冷静にゴール左隅に決めて、幸先良く先制した。
リードを奪って主導権を握った日本は、これまでの最終予選ではなかなかみられなかった連動性のある攻撃で2点目に迫った。しかし、好機はあったもののリードを広げることはできず、前半を1-0で終える。
日本は61分、大迫の負傷を受けて、古橋亨梧が投入された。
65分には、アクシデントが発生。日本はオーストラリアに左サイドを突破されてマイナスにクロスを入れられると、このボールに滑り込んだ守田英正がファウルをとられてしまう。主審のジャッジはPK。オーストラリアはPKの準備をしたが、その後VARでファウルがペナルティエリアの外だったことが確認されて、日本はPKを免れた。
日本はこれで救われたかに思われた。しかし、このペナルティアークからのFKをフルスティッチに決められ、1-1に追いつかれてしまう。
勝たなければいけない日本は、78分に南野を下げて浅野拓磨を投入。前線にスピードのある選手を並べて勝ち越し弾を狙う。85分には柴崎岳と中山雄太が入った。
すると、交代策が的中する。86分、浅野がロングフィードを受けてペナルティエリア左からシュートを狙うと、相手に当たったボールがゴールの方向へ。右のポストに当たったボールをベヒッチが押し込む形となり、日本が勝ち越しに成功。土壇場で再びリードを奪った。
これが決勝点となり、日本が2-1で勝利。ワールドカップに向けて大事な一戦で、貴重な勝ち点3を手にした。
【得点者】
8分 1-0 田中碧(日本)
70分 1-1 フルスティッチ(オーストラリア)
86分 2-1 オウンゴール(日本)
【了】