【写真:Getty Images】
UEFAネーションズリーグ決勝、スペイン代表対フランス代表が現地時間10日にサン・シーロで行われた。この試合では、半端ないゴールが誕生している。
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前半はお互いに隙を見せず0-0で終わったこのゲームだが、後半に入り一気に動き出した。64分にテオ・エルナンデスがクロスバー直撃のシュートを放つと、その直後にミケル・オヤルサバルがダヨ・ウパメカノを振り切ってシュート。これがゴールネットへと吸い込まれ、スペイン代表が先制に成功している。
しかし、フランス代表はすぐ同点に追いつく。決めたのはカリム・ベンゼマだ。
このゴールはまさに圧巻だった。左サイドに開いたベンゼマはキリアン・エムバペからパスを貰うと、ペナルティーエリアの角から右足でコントロールシュート。綺麗なカーブを描いたボールはゴール右隅に突き刺さっている。GKウナイ・シモンはなんとか手で触れたものの、そもそもコースが完璧だったため弾き出すまでには至らなかった。
ベンゼマのスーパーゴールで追いついたフランス代表はその後、80分にエムバペが逆転弾を奪取。そのまま逃げ切りに成功し、ネーションズリーグ初優勝を飾ることになった。
チームを救い、フランス代表での初タイトルを手にしたベンゼマはこの試合のMOMに選出されている。UEFA公式サイトによると、UEFAテクニカルオブザーバーのロビー・キーン氏は「大事な場面で素晴らしいゴールを決め、チームのためのオフ・ザ・ボールの動きも素晴らしかった」と背番号19を絶賛していたようだ。
そのベンゼマ自身は試合後に「個人的にもチーム的にも夢のような夜になった。簡単ではなかったけど、このチームのキャラクターの強さを見せることができた。僕らは決して諦めない。パニックにならず、我慢できるのが偉大なチームの証だ」とコメントを残している。
また、自身のスーパーゴールについては「あのようなゴールを決めるときは常に運の要素がある。(ボールが)スパイクから離れた瞬間に入るとは思ったけど、トップコーナーに入るとは思わなかったね」と振り返っている。