【写真:Getty Images】
日本代表は12日、カタールワールドカップアジア最終予選でオーストラリア代表と対戦する。5大会連続6度目のワールドカップ出場を目指すオーストラリア代表は、2次予選から11連勝中と危なげない戦いを見せている。
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サウジアラビア代表を2018年のワールドカップ出場に導き、本大会ではオーストラリア代表を率いたベルト・ファン・マルバイク監督が大会後に退任。グラハム・アーノルドが2006年以来となる代表監督に復帰している。
アーノルド監督は、現役時代にオーストラリアを代表するストライカーとして活躍し、同胞のエディ・トムソン監督が率いるサンフレッチェ広島でもプレーした。06年のドイツワールドカップ後にはオーストラリア代表の監督代行を務め、翌年のアジアカップではラウンド16で日本代表と対戦。69分にジョン・アロイージのゴールで先制したが、直後の高原直泰のゴールで追いついた日本代表が、PK戦を4-3で制した。
ラウンド16敗退となったオーストラリア代表は、ティム・ファーベク監督を招聘し、アーノルドはコーチとしてチームを支えた。U-23オーストラリア代表監督を兼任し、北京五輪予選を勝ち抜き、本選出場へと導いている。日本代表とは南アフリカワールドカップ・アジア予選でも2度対戦。横浜国際総合競技場で行われた一戦はスコアレスドローだったが、メルボルンで行われた試合はティム・ケーヒルの2得点で逆転勝利を収めている。
14年にはベガルタ仙台の監督に就任したが、J1リーグで2分4敗、リーグカップでも1分1敗と白星を一度も上げられぬまま、4月に退任している。その後はシドニーFCを経て、18年夏にオーストラリア代表監督に復帰した。
指揮官としてはアジアカップで日本代表に敗れ(記録上は引き分け)たが、アシスタントコーチとして2年後にリベンジを果たしおり、日本代表との戦績は1勝2分と勝ち越している。豪紙『シドニー・モーニング・ヘラルド』が伝えたところによれば、「日本は3戦1勝だから、プレッシャーがかなりあるだろう。我々は、ピッチに立つたびに勝利を目指す。(日本代表戦がある)火曜日も同じようにするだけだ」とコメント。日本代表にとっては非常に厳しい一戦となりそうだ。
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