【写真:Getty Images】
FIFAワールドカップカタール2022・アジア最終予選に臨んでいる日本代表の中で、いま最も出場が期待されているのはMF田中碧と言えるかもしれない。同選手は今夏の東京五輪(東京オリンピック)でも大活躍し、大きく評価を高めた。そんな田中の魅力が詰まった芸術的ゴールと言えば、あの試合のものだ。
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昨年9月に行われた明治安田生命J1リーグ第18節、横浜FC戦。インサイドハーフの一角として先発出場を果たした田中は、試合開始から22分で見事な一撃を沈めている。
ペナルティーエリア内で浮き球のボールを収めると、松井大輔と中村俊輔という二人の元日本代表に囲まれながらも巧みなコントロールでキープしてシュートコースを作り、最後は豪快に右足を振り抜く。低弾道の強烈なシュートはGK六反勇治の手に触れることなく、勢いよくゴールネットに突き刺さっている。田中のボディバランスの良さ、技術力の良さ、判断力の良さが詰まった一撃だった。
田中のゴールで先制した川崎フロンターレはその後、旗手怜央に2ゴールが生まれ横浜FCを3-2で下している。田中は84分までプレーし、勝利の立役者となった。
現地7日に行われたカタールW杯・アジア最終予選のサウジアラビア代表戦で柴崎岳が低パフォーマンスを晒したことにより、田中にかかる期待はますます大きくなったと言えるだろう。1勝2敗と後がない状態で迎えるオーストラリア代表戦。田中に出番が巡り、上記のような芸術的ゴールが誕生するのか。注目したいポイントだ。
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