【写真:Getty Images】
パリ・サンジェルマン(PSG)のFWリオネル・メッシが、今年の夏にサッカー界を揺るがしたバルセロナからの移籍について改めて振り返った。『フランス・フットボール』誌がインタビューを伝えている。
メッシはバルセロナと交わしていた最後の契約が今年6月30日付で満了。新たな契約も合意に達していたが、リーガの設定したサラリーキャップ規定により再契約は不可能となり、これまでのキャリアの全期間を過ごしてきたクラブを退団せざるを得なくなった。
「まったく予期していないことだった。全ての話がまとまって、後はサインをすればいいだけだったが、(バルセロナに)戻ってみると不可能になったと言われた。契約は延長できないので新しいクラブを探す必要があると。計画が狂ってしまった」とメッシは振り返っている。
「本当に受け入れがたいことだった。家を離れて、家族の毎日の生活も一変してしまう。子供たちも学校を変えて、全く新しい場所に一緒に来なければならない。キャリアで初めてのことだった。僕はバルセロナでキャリアを終えることになると決めていたんだ」とメッシは続けた。
バルセロナ残留が不可能になったあと、メッシの獲得に手を上げたクラブはPSG以外にもあったという。だがPSGのプロジェクトに魅力を感じたことに加えて、元バルセロナのFWネイマールやアルゼンチン代表のチームメートらの存在もクラブ選びに大きく影響したとのことだ。
「彼らは本当に僕が欲しいということを示してくれた。今はすごく幸せだから感謝しているよ。他にもオファーは受けたけど、PSGとはかなり短時間で合意することができた」とメッシは語っている。
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