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JFA田嶋幸三会長「まだ3試合が終わっただけ」。日本代表の危機にも楽観的、W杯出場権獲得への皮算用は…【W杯アジア最終予選】

text by 編集部 photo by Getty Images

田嶋幸三
【写真:Getty Images】



 現地7日にカタールワールドカップのアジア最終予選が行われ、日本代表はサウジアラビア代表に0-1で敗れた。

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 日本サッカー協会(JFA)の田嶋幸三会長が、この敗戦を受けてコメントを発表し「まだ3試合が終わっただけで最終予選は7試合が残っている。ここからが本当に負けられない試合となった」と前向きな決意を述べた。

 現在、日本代表は1勝2敗でグループ3位につけている。サウジアラビア代表とオーストラリア代表は3連勝で、それぞれ2位と1位で優位な状況を維持。最終予選の初戦で日本代表を破ったオマーン代表が1勝2敗、得失点差で4位に続く。

 アジア最終予選では各グループの上位2ヶ国が自動的にワールドカップ出場権を獲得でき、各グループ3位のチームはプレーオフに進む。もし日本代表が現状の3位のまま推移すれば、「1枠」をつかみ取るために大陸間プレーオフまで戦い抜かなければならない。

 いわば危機的状況だが、田嶋会長の頭の中には「オーストラリアに勝てばこのグループが混戦になってくるので、まずは次の試合にしっかりと勝つこと、そして、絶対に諦めないこと」という皮算用がある。12日にホームで迎えるオーストラリア代表戦には、何としても勝利しなければならない。

「最後にワールドカップのチケットを取れるように日本全体でサポートしていきたい。下を向くことなく、気持ちを切り替えて、次の試合に向けて準備をして欲しい」

 田嶋会長は、森保一監督率いる日本代表にさらなる奮起を求めた。9月にオマーン代表に敗れた際も「とても残念ながら敗戦という結果になったが、最終予選10試合のうちの1試合と捉え、気持ちを切り替えて次の試合に臨むとともに、残りの9試合でカバーしていかなければならない」と楽観的な見方を示していたが、現状は当時よりもはるかに厳しい。

 オーストラリア代表は現在ワールドカップ予選で11連勝中と、記録的な強さを誇示している。12日の試合は紛れもない天下分け目の決戦だ。

【了】

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