日本代表が「変えないといけないのは…」
――改めてですが、チャンスを決め切れないとこういった試合は勝てないというショーンさんの言葉通りの試合でした。何かを変えなければ、ワールドカップ出場は非常に難しくなります。
「変えないといけないのは姿勢だと思います。積極的に主導権を握ることのできる選手は多いのに、攻撃に人数をかけることができず、保守的になりすぎていると思います。東京五輪の決勝トーナメントでもそうだった」
――サイドバックが上がれない時間帯もあって、攻撃は苦しかったですね。
「それもあるし、南野拓実、鎌田大地、浅野拓磨は何も貢献できていません。これは彼らだけのせいではなく、良さを出せる戦術があったのかという意味ですね」
――火曜日のオーストラリア戦に期待したいことは何でしょうか。
「攻めないといけない。とりあえず失点しないようにして、なんとか得点を取るという姿勢だったら、次の試合も負けると思う。攻撃陣が機能できていないときは、攻撃の選手だけじゃなく、チーム全体に問題がある。守備ももちろんそうです」
――なんとか勝ってもらいたいです。
「いや、なんとかじゃなく、すごいパフォーマンスを見せて5-0で勝ってほしいです!」
▽語り手:ショーン・キャロル
1985年イングランド生まれ。2009年に来日。「デイリーヨミウリ」「Jリーグ公式ウェブサイト」などにも寄稿。高校サッカー、Jリーグ、日本代表など幅広く取材している。過去にはスカパーのJリーグ番組出演も。
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