今週から来週にかけては、カタールワールドカップ予選の試合が世界各国で開催される。欧州予選では本大会出場“一番乗り”のチームが生まれることになるかもしれない。

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　本大会が通常の夏ではなく来年の11月から12月にかけて開催されること、また新型コロナウイルスの影響による試合延期などもあり、多くの大陸では予選突破決定チームが出るのはもう少し先となる。だが欧州では予選グループの戦いがすでに佳境を迎えつつある。

　最速での予選突破の可能性があるチームのひとつは、グループJで首位に立つドイツ代表。8日のルーマニア戦と11日のリヒテンシュタイン戦に勝利すれば、2位アルメニアの結果次第ではグループ首位と本大会出場が確定することになる。

　UEFAネーションズリーグ決勝大会に出場するベルギー代表は、今月にはワールドカップ予選の試合を行わないが、それでも予選突破が決まる可能性がある。2位チェコと3位ウェールズの結果次第では、11日の時点で戦わずしてワールドカップ出場権を手にすることになるかもしれない。

　続いて12日には、イングランド代表にも予選突破決定の可能性がある。9日のアンドラ戦と12日のハンガリー戦に勝利したとすれば、2位以下の結果次第では11月を待たずして本大会のチケットを手にすることができる。

　グループFで6戦全勝のデンマーク代表も、早ければ12日の時点で予選突破を決めることができる。9日のモルドバ戦、12日のオーストリア戦に連勝すれば他チームの結果にかかわらずカタール行き決定となる。

【了】