【写真:Getty Images】
パリ・サンジェルマン(PSG)のフランス代表FWキリアン・ムバッペは、今年夏の移籍市場でクラブに移籍を要請していたことを認めている。フランス『RMCスポーツ』が4日付で同選手のインタビューを伝えた。
ムバッペは夏の移籍市場の終盤にレアル・マドリードへの移籍が盛んに噂されながらも、最終的にPSGに残留した。マドリーが実際に複数回のオファーを提示していたことはPSGのレオナルドSD(スポーツディレクター)も認めている。
ムバッペ自身も移籍を望んでいると言われていたが、それは事実だったようだ。「出て行くことを要請した。その時点では(契約を)延長したいとは思っていなかったからだ。代わりに質の高い選手を連れて来ることができるように、クラブに移籍金を残したいと思っていた」とムバッペは語っている。
「僕にたくさんのものを与えてくれたクラブだ。ここに来てから4年間ずっと幸せだったし、今でもそうだ」とムバッペ。移籍を希望はしたが、PSGへの愛着に変わりがないことも強調している。
契約延長に向けたPSGとの交渉が完全に決裂したという報道については、事実ではないと主張。「僕が契約のオファーを6回か7回断って、レオナルドとはもう話をしたがっていないと言われていたが、それは全く事実ではない」と語った。
現状ではムバッペは今季末までとなっているPSGとの契約を延長しておらず、来夏にはフリーでマドリーへ移籍することが濃厚と予想される。去就が注目される状況は今後も続いていきそうだ。
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