1899年に創設されたバルセロナはこれまで数々の舞台で頂点に立ってきた。21世紀になってからはジョゼップ・グアルディオラ監督の下で黄金期を迎え、スペイン勢史上初の3冠を達成。ポゼッションスタイルはサッカー界のトレンドにもなった。そんなバルセロナにはこれまで数多くの名手が在籍してきているが、今回は21世紀に同クラブで大活躍した11人をピックアップ。歴史に名を刻んだメンバーを紹介していく。(選手の成績は2021年10月3日現在)
GK紹介
【写真:Getty Images】
ビクトル・バルデス(元スペイン代表)
生年月日:1982年1月14日
在籍期間:02年夏~14年夏
クラブ通算成績:536試合441失点239無失点
代表通算成績:20試合9失点12無失点
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現正守護神のマルク=アンドレ・テア・シュテーゲンももちろん素晴らしい選手だが、バルセロナの21世紀最高のGKにはこの男を選出した。クラブ史上7番目に多い公式戦536試合出場を誇り、チャンピオンズリーグ(CL)にラ・リーガなど、計21個ものタイトルを獲得。さらにクラブ記録の895分間連続無失点や史上初の4季連続サモラ賞受賞など、残してきた功績はやはり非常に大きい。
ジョゼップ・グアルディオラ監督下での役割は決して簡単なものではなかった。GKとしてシュートセーブするだけでなく、組み立ての場面でも重要なピースになる必要があったからだ。しかし、時折ミスを犯すこともあったのは事実だが、懸命にチャレンジし続け、後にサッカー界のトレンドとなるポゼッションサッカーの確立に見事貢献。その結果、数多くのタイトル獲得に繋がった。
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