ラ・リーガ第8節、アトレティコ・マドリード対バルセロナが現地時間2日に行われ、2-0でホームチームが勝利している。バルセロナはこれで公式戦連敗。またも良いところ無しに終わっている。攻守ともに、今のバルセロナには絶望しか残されていない。(文:小澤祐作)
“またも”良いところ無しの完敗
バルセロナの地獄は一体いつまで続くのだろうか。このままズルズルと、落ちるところまで落ちていくのだろうか――。
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チャンピオンズリーグ(CL)・グループリーグ第2節ベンフィカ戦で、バルセロナは非常に大きな傷を負っている。その傷口を、昨季ラ・リーガ王者であるアトレティコ・マドリードによってさらに広げられることになった。
力のある相手を前にすると、どうしても前半のうちからやられてしまう。今季のバルセロナにおける一つの課題と言えるが、この日もそれは変わらなかった。23分、アトレティコに最終ラインからパスを繋がれて自陣深くへの侵入を許し、最後はトマ・レマルにゴールをプレゼントしている。
さらに、ベンフィカ戦に続き敵地で追う展開を強いられたバルセロナは44分にもゴールを献上。ルイス・スアレスにゴールネットを揺らされている。
0-2で迎えた後半、アトレティコが守備に重きを置いたため、バルセロナはより相手陣内深くへ入ることができた。しかし、崩し切ることはできない。結局90分間で支配率70%を記録したが、枠内シュートはたったの2本に留まっている。
結果的に完勝したアトレティコだが、内容が完璧だったかと言えば嘘になる。スアレスとジョアン・フェリックスによる2トップの守備貢献度はやはりそこまで高くなく、隙はあった。またCLのミラン戦同様、肝心なところでのパスミスもちらほら。今季における課題を引きずっていた印象は強かった。
しかし、バルセロナはそのアトレティコ相手にもほぼ何もできなかった。それは、0-2というスコア以上に大きな問題と言える。あまりにも弱すぎた。