【写真:Getty Images】
UEFAチャンピオンズリーグ(CL)・グループリーグH第2節、ユベントス対チェルシーが現地時間29日にアリアンツ・スタジアムで行われた。このゲームでは圧巻のゴールが誕生している。
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公式戦3連勝中のユベントスは4-3-3を採用。パウロ・ディバラとアルバロ・モラタを負傷で欠く緊急事態の中、マッシミリアーノ・アッレグリ監督はフアン・クアドラード、フェデリコ・ベルナルデスキ、フェデリコ・キエーザの3人を前線に並べている。
今季のスタートダッシュに失敗したユベントスは立ち上がりから昨季CL王者チェルシーにボールを保持されるが、堅い守備で応戦。そしてカウンターからチャンスをうかがった。20分にはマテオ・コバチッチのパスをカットしたキエーザがスピードを活かしそのままフィニッシュへ。しかし、得点には至らなかった。
それでもユベントスは後半開始早々に試合を動かすことに成功する。決めたのは今夏のユーロ2020(欧州選手権)でも大活躍を見せたキエーザだ。
このゴールは圧巻だった。ボックス手前でベルナルデスキがボールを持つと、ボックス内へスルーパスを送る。そこにキエーザが加速して飛び込むと、最後はその勢いのまま左足で豪快にニアをぶち抜いている。GKエドゥアール・メンディからすると、ほぼノーチャンスだった。
キエーザのゴールが誕生したのは後半開始わずか10秒後のこと。データサイト『Opta』によると、これはデータを取り始めた2003/04シーズン以降の欧州CLにおいて後半に記録した最速のゴールになったという。まさに色々な意味で“スピーディー”なゴールとなった。
その後ユベントスは堅守でチェルシーに反撃を許さず、1-0で勝利。これでグループリーグ2連勝、公式戦は4連勝ということになっている。
決勝ゴールをマークし、この試合のマン・オブ・ザ・マッチに輝いたキエーザは試合後、『アマゾンプライム・イタリア』に「苦しい戦いになったけど、僕たちはユベントスのスピリットとは何か、監督が求めるスピリットとは何かを示すことができた」と語った。ユベントスの若き韋駄天は今後、さらにゴールを積み重ねていけるだろうか。