8位:30歳を前に苦しむ天才
【写真:Getty Images】
FW:ネイマール(パリ・サンジェルマン/ブラジル代表)
生年月日:1992年2月5日(29歳)
市場価値:1億ユーロ(約120億円)
20/21リーグ戦成績:18試合9得点6アシスト
母国ブラジルで10代のころから注目を集めていたネイマールも、来年2月に30歳となる。パリ・サンジェルマンでは5度目の開幕を迎え、今夏にはリオネル・メッシと4年ぶりに再会している。
その技術は決してさび付いていない。UEFAチャンピオンズリーグのような最高峰の舞台でも、卓越したテクニックで相手を翻弄している。ただ、自身の価値を表現できていない理由の1つが怪我の多さ。PSG移籍後はフル稼働したシーズンは皆無で、リーグ戦では17/18シーズンの20試合出場が最多。プレー中に起きる突発的な怪我も含まれるが、相次ぐ筋肉系のトラブルに悩まされている。
PSG加入から半年後の18年1月には、自己最高となる1億8000万ユーロ(約216億円)という数字が算出された。PSGでは昨季までに公式戦で116試合87得点52アシストと結果を残しているものの、稼働率の低さもあって市場価値は8000万ユーロ(約96億円)も下がってしまった。30代を目前にネイマールの市場価値は今後、どのようなカーブを描くのだろうか。
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