MF紹介
【写真:Getty Images】
フアン・クアドラード(コロンビア代表/背番号11)
生年月日:1988年5月26日(33歳)
底抜けに明るいキャラクターで知られるコロンビア代表戦士。もともと攻撃的な選手だったが、ユベントス加入後はサイドバック起用も本格化したことで、守備スキルも磨かれるようになった。左右問わずサイドならどこでも起用可能なその柔軟性は、チームにとって不可欠なものとなっている。
今年で33歳とベテランの域にいるが、持ち味であるスピードは大きく錆びついていない。南米出身らしいテクニカルなプレーも健在で、クロスの質に関しては世界トップクラスのものを持っている。来月にはユベントスとの2023年までの契約延長にサインするとのこと。冒険はまだまだ続きそうだ。
ロドリゴ・ベンタンクール(ウルグアイ代表/背番号30)
生年月日:1997年6月25日(24歳)
ボカ・ジュニアーズからユベントスにやって来たのは2017年のことで、そこから着実に存在感を増してきている。とくに2019/20シーズンのパフォーマンスは見事で、セリエA優勝の立役者になった。マッシミリアーノ・アッレグリ新監督の元、今季も中盤における重要な戦力として活躍が求められる。
豊富なスタミナと非凡なフィジカルを武器に守備で貢献するだけでなく、精度の高いパスやパンチ力のあるミドルシュートも兼ね備えるなど、攻撃面でもその力を示す。とにかく与えられた役割をしっかりと、それも高いレベルでこなすので、監督としても使いたくなるようなそんなMFだと言えるだろう。
マヌエル・ロカテッリ(イタリア代表/背番号27)
生年月日:1998年1月8日(23歳)
下部組織時代から過ごすミランには定着できなかったが、サッスオーロで急成長。そして、今夏のユーロ2020(欧州選手権)で大活躍したことで一気に評価が上昇し、ビッグクラブからの関心がより強まることになった。そんな中、新天地にユベントスを選択。買取義務付き2年レンタルとなった。
長短問わず正確なパスで味方を確実に使うことができ、豊富な運動量に縦への推進力も兼備。泥臭い守備も厭わず、ここ最近は決定的な仕事を果たす頻度も増えているなど、攻守において非常に穴が少ない存在である。マッシミリアーノ・アッレグリ監督の元、更に成長していくか要注目だ。
アドリアン・ラビオ(フランス代表/背番号25)
生年月日:1995年4月3日(26歳)
パリ・サンジェルマン(PSG)では結果的に構想外となるなど良い印象を残すことができなかったが、一昨年やってきたユベントスでは主力の座をガッチリと掴み奮闘している。マッシミリアーノ・アッレグリ監督の指導を受けるのは初だが、今季のスタートを見る限り、すでに信頼はされているようだ。
身長188cm・体重71kgと大柄ながら、その見た目には似合わぬほどのテクニックと運動量、そして機動力を兼ね備えている。その特徴を活かし、今季はどうやら一昔前のマリオ・マンジュキッチに似たような役割を任されることになりそうだ。指揮官の納得いくパフォーマンスを示すことはできるか。