【写真:Getty Images】
日本サッカー協会(JFA)は28日、9月に行われるFIFAワールドカップカタール2022アジア最終予選に挑む日本代表メンバーを発表した。今回のメンバーに初招集の選手はいなかったが、約2年ぶりの代表復帰となったのがフォルトゥナ・デュッセルドルフ(ドイツ)のMF田中碧だ。
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現在23歳の田中は川崎フロンターレに所属していた2019年に日本代表デビュー。12月に行われたEAFF E-1サッカー選手権2019で2試合に出場した。同大会は代表経験の浅い選手を中心とした国内組のみで臨んだ大会だったため、海外組を含めたフルメンバーの日本代表には今回が初招集となる。
A代表での経験はわずかだが、年代別の日本代表で国際経験は豊富だ。U-24日本代表の主力メンバーとして東京五輪(東京オリンピック)にも出場し、全6試合に先発出場して4位フィニッシュに貢献していた。
クラブでも着々と欧州での経験を重ねつつある。川崎Fで国内屈指のMFに成長してJ1優勝などに貢献したあと、今年夏にはブンデスリーガ2部のデュッセルドルフへ期限付き移籍が決定。交代出場でデビューを飾ったあとはスタメンに定着し、直近4試合連続の先発出場を果たしている。
プレースタイルとしては万能型のMFであり、守備から攻撃まで中盤のあらゆる局面で力を発揮することができる。豊富な運動量や球際の強さで相手ボールを奪い、質の高いパスを供給して攻撃の起点に。自らゴールを狙う強烈なミドルシュートも備えている。
遠藤航や守田英正、柴崎岳などポジション争いのライバルは強力だが、割って入るポテンシャルは十分に秘めている。東京五輪でチームメートだったメンバーも多いため、フルメンバー初招集でもチームへの順応や連携面が大きな問題になることはないだろう。
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