17位:グアルディオラの愛弟子
【写真:Getty Images】
MF:チアゴ・アルカンタラ(スペイン代表/リバプール)
生年月日:1991年4月11日(30歳)
市場価格:3000万ユーロ(約36億円)
20/21リーグ戦成績:24試合出場/1得点0アシスト
ペップ・グアルディオラの愛弟子、チアゴ・アルカンタラは同監督がバルセロナのトップチームに昇格した08/09シーズンにデビュー。2013年にはグアルディオラとともにバイエルン・ミュンヘンに移籍した。名将に認められた天才はドイツでもその才能を発揮し、在籍7年間で7連覇を達成。絶対王者として君臨するチームでタスクを振った同選手はその後、プレミア王者のリバプールへ移籍した。
チアゴ・アルカンタラは、相手のプレッシャーをもろともしない華麗な「テクニック」と「ドリブル」で選手が密集する中盤を無双。ピッチ中央に君臨し、正確かつ多彩な「パス」で試合をコントロールする。「IQ」もかなり高く、体の向きや体勢を囮に相手の想像しえないところに繰り出すこの男のパスは、そう簡単に止められない。まさにパスの魔術師だ。
昨季は24試合1得点と結果を残すことが出来なかったが、プレミアリーグにはすぐに順応。相手の意表を突くパスだけでなく、献身的な守備で攻守に貢献した。リバプールには少ないタイプの選手やだけに周りと異なるテンポでプレーできるチアゴ・アルカンタラは、中盤で重役を担っている。軽傷が多いことがやや不安だが、タフな試合が続くプレミアリーグで王者に返り咲くダメには、この男の力が必要不可欠だ。
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