ラ・リーガ第7節、バルセロナ対レバンテが現地時間26日に行われ、3-0でホームチームが勝利している。公式戦3試合未勝利中と暗い雰囲気に包まれていたバルセロナだったが、この日は文句なしの快勝。神童アンス・ファティも復帰後いきなり活躍し、最高のゲームとなった。(文:小澤祐作)
バルセロナは内容もスコアも完璧
バルセロナはチャンピオンズリーグ(CL)でバイエルン・ミュンヘンに大敗し、ラ・リーガではグラナダ、そしてカディスと力の劣る相手にドロー決着。公式戦3試合未勝利となったことで、ロナルド・クーマン監督の解任を求める声がより一層強くなるなど、ネガティブな話題が続いていた。
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そんな中迎えたラ・リーガ第7節のレバンテ戦は、バルセロナを愛する全ての人にとって忘れられないものとなったはずだ。暗い雰囲気に包まれていたチームに、わずかではあるが希望の光が差し込んでいる。
1週間前に行われたグラナダ戦では試合への入り方が悪く、開始早々に失点。その後ズルズルと時間を進め、終盤にパワープレーで1点を取るのが精一杯となっていた。しかし、このレバンテ戦ではまったく逆。立ち上がりからテンション高くプレーし相手を押し込むと、わずか7分でメンフィス・デパイがPKを奪取し、これを自ら沈めている。
その後もバルセロナはレバンテを前にペースを握り続けると、先制からわずか7分後にルーク・デ・ヨングに得点が誕生。あっという間に突き放した。
2-0のまま突入した後半もバルセロナが主導権を掌握。何度も何度もレバンテのゴールを脅かした。結果的に3点目が入ったのは91分と少し遅かったが、GKアイトール・フェルナンデスが当たっていなければ、あと2、3点は奪えていただろう。
バルセロナは90分間で実に20本ものシュートを放ち、支配率も70.8%を記録。まさにレバンテを圧倒したと言えるだろう。内容もスコアも、文句なしといったところだ。
と、ここまで簡単に試合を振り返ってきたが、なぜバルセロナはこれほどレバンテを圧倒することができたのだろうか。