【写真:Getty Images】
元フランス代表MFサミル・ナスリが、現役引退を正式に表明した。仏紙『JDD』の26日付インタビューに語ったとして『レキップ』などが伝えている。
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現在34歳のナスリは2019/20シーズンに所属したベルギーのアンデルレヒトを退団した後、昨季1年間はフリーのまま過ごした。今月にはフランス『カナル・プリュス』の解説陣に加わることも発表され、引退は事実上確実となっていたが、改めて明言された形だ。
最後に所属したアンデルレヒトではわずか7試合の出場にとどまっていたところで、新型コロナウイルスの影響によりシーズンが打ち切り。「思っていたようにはいかなかった」とナスリは振り返り、その後はフランス復帰の可能性もあったが「(古巣)マルセイユ以外でプレーすることは考えられなかった」と語っている。
ナスリは2004年にマルセイユでデビューしたあと、2008年に移籍したアーセナルでも主力として活躍。2011年にはマンチェスター・シティへ移籍し、2度のプレミアリーグ優勝に貢献するなど結果を残した。
その後はセビージャ、アンタルヤスポル、ウェスト・ハムと渡り歩いたが、本人は否定しているドーピング違反により長期の出場停止処分を受けたこともあって安定したプレー環境は得られず。シティ時代の同僚ヴァンサン・コンパニ監督の誘いに応じて加入したアンデルレヒトが最終所属クラブとなった。
フランス代表としてはユーロ2008、ユーロ2012に参加するなど41試合に出場したが、代表監督との衝突など問題も少なくなかった。2014年ワールドカップメンバーから外れたあと、27歳の若さで代表引退を表明することになった。
【了】