プレミアリーグ第6節、ブレントフォード対リバプールが現地時間25日に行われ、3-3引き分け。リバプールは昇格組のブレントフォード相手に勝ち切ることが出来なかったが、開幕から4勝2分けと無敗を維持している。(文:阿部勝教)
予想以上の激しい試合展開
【写真:Getty Images】
リバプールの圧勝。誰もがそう思ったこの試合は開始から予想外の激しい展開となった。
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プレミアリーグ創設後初の昇格を果たしたブレントフォードのホーム、ブレントフォード・コミュニティ・スタジアムに乗り込んだ一戦は開始7分、序盤からボールを保持したリバプールがいきなり決定機を迎える。
今季初のスタメン出場したカーティス・ジョーンズがピッチ中央でボールを奪うと、こぼれ球を拾ったディオゴ・ジョタがすぐさまモハメド・サラーにスルーパスを出す。相手GKと1対1となったサラーが股を抜き先制したかに思えたが、ゴールライン直前でクリストフェル・アイェルがシュートストップ。絶対絶命のピンチを防いだ。
するとその直後の11分、今度はリバプールにピンチが訪れる。GKからのクリアボールをアイヴァン・トニーが落とすと、並走していたブライアン・エンベウモガが拾い、アリソン・ベッカーと1対1に。前に出てきたアリソンを冷静にチップキックでかわされるが、ジョエル・マティプがゴールライン直前でシュートストップ。開始10分で互いに決定機を迎えるオープンな展開となった。
一進一退の攻防が続く激戦が動いたのは27分、FKのサインプレーからグラウンダークロスを上げられると一瞬の気の緩みを突かれ、先制点を許した。
しかしその4分後、前がかりになったブレントフォードにカウンターを仕掛ける。アレクサンダー・アーノルドからのロングボールを受けたサラーが時間を作り、フリーのジョーダン・ヘンダーソンにパス。ペナルティーエリア右から完璧なクロスを上げると、DF間に入り込んだジョタがヘディングで合わせて同点弾を決めた。
相手のカウンターにカウンターで返す攻守の激しい戦いとなった前半戦は1-1の終了。互いに引かず、勝ち点3を奪い合う後半戦は一体どんな展開になるのか…。