【写真:Getty Images】
成績不振で解任の危機に立たされているとみられるバルセロナのロナルド・クーマン監督が、さらなる窮地に追い込まれた。退席処分を受けたことで2試合のベンチ入り禁止が確定している。
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就任2年目のクーマン監督は、チャンピオンズリーグ(CL)でバイエルン・ミュンヘンに0-3を喫したあと解任の噂が加速。さらにその後のラ・リーガでも、格下であるはずのグラナダ、カディス相手に2試合連続のドローに終わってしまった。
しかもクーマン監督はカディス戦で判定への抗議によりレッドカードを受けて退席となり、2試合のベンチ入り処分を受けることが決定した。これにより今週末のレバンテ戦、そして昨季王者との大一番となる来週のアトレティコ・マドリード戦で指揮を執ることができない。
スペインメディアでは監督交代に向けた様々な憶測も引き続き伝えられている。スペイン紙『マルカ』は25日付で、クーマン監督が解任されるとすればシャビ・エルナンデス氏とロベルト・マルティネス氏の2人が後任候補として「ポールポジション」だと報じた。
クラブのレジェンドであるシャビ氏は現在カタールのアル・サッドを指揮。だがバルセロナからオファーが届いた場合にはアル・サッドが古巣復帰を阻むことはないと予想されている。
マルティネス氏はベルギー代表を率いているが、バルセロナがすでに引き抜きに向けた接触を開始したとも報じられている。少なくとも10月のUEFAネーションズカップ決勝大会までベルギー代表を率いることは確実とみられているが、本人がバルサ行きの希望をベルギー協会に伝えたとの報道もある。
他にはシャビ氏と同じくクラブOBであるティエリ・アンリ氏や、現スタッド・ランス(フランス)のオスカル・ガルシア監督などもバルセロナの新監督候補として各国メディアで名前を挙げられている。クーマン監督はリーグ戦でベンチに入ることができない状況で解任の危機を逃れられるのだろうか。
【了】