「もっと日本を知って、日本人に近づけるように」
――横浜FCはまだまだ厳しい戦いが続きます。このクラブで成し遂げたいことや、日本での目標はありますか?
「僕はこのクラブが大好きなので、できる限り長くこの地にいたいというのが個人的な目標です。また、自分に対して信頼を寄せてくれるクラブに対して、恩返しをしなければけないと思っています。それはJ1残留を果たすことです。この2つの目標を掲げてプレーしています」
――日本に連続して5年ほど住むとパスポートを取得して帰化することもできます。将来的にはドイツ代表ではなく、日本代表としてプレーすることを考えたり、イメージしたりすることはありますか?
「まだ日本語を喋れないので、まずは読み書きや会話など、語学力を高めなければいけないですね。あとは日本の文化を全て受け入れ、日本人のように行動できるようならなければいけないですし、自分が望むだけでなく、日本が僕のことを受け入れてくれないと日本人にはなれないと思います。ただ、何年か経って『日本代表になりたい』という気持ちが芽生えてきたら、ぜひ検討したいと思っています」
――これからピッチ外でトライしてみたいことはありますか?
「まずは日本語力をできるだけ伸ばしていきたいと思っています。もちろんネイティブ並みには難しいかもしれませんが、今話しているような英語くらいのレベルには持っていきたいです。日本語がわかるようになれば、日本の文化をもっと深く感じられるようになるはずです。そして、いろいろな場所にも行ってみたいです。
横浜では、三渓園や臨港パーク、港の見える丘公園、みなとみらい、赤レンガ倉庫などはすごく気に入っています。まだチャレンジしていないですが、みなとみらいに水中へ突っ込んでいくようなジェットコースターもありますよね。カップヌードルミュージアムや、新横浜のラーメン博物館にも行ってみたいです。もっともっと日本のことを知って、日本人に近づけるように毎日頑張っていきたいと思います」
(取材・文:舩木渉)
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