29年目を迎えたJリーグでは、これまでに多くの指揮官がクラブの指揮を執ってきた。今回は、セレッソ大阪を率いた経験のある指導者の中から、勝率の高い監督トップ10を紹介する。※成績はJリーグ通算、10試合以上指揮した監督が対象。
5位:4度も率いた功労者
【写真:Getty Images】
レヴィー・クルピ(ブラジル)
生年月日:1953年2月28日
Jリーグ通算成績:298試合/143勝/66分け/89敗
勝率:48.0%
在籍時期:1997、2007-2013、2021
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セレッソ大阪のJリーグ参入から3年目の1997年、レヴィー・クルピが監督に就任した。しかし、前年を下回る13位という結果に終わり、1年で退任している。
2度目の就任はその9年後の2007年。前年位17位でJ2降格となり、開幕からつまずいたチームを5月から率いた。まだ10代だった柿谷曜一朗や香川真司を抜擢し、07年は5位、08年は4位、3年目に2位となり、自動昇格を決めた。
J1に復帰した10年は11試合で7得点をマークした香川が夏にドルトムントへ移籍したが、乾貴士、清武弘嗣らの活躍もあり、クラブ史上最高位となる3位でフィニッシュ。初のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場権を獲得した。翌シーズンはACLでベスト8に駒を進めたが、リーグ戦は14位に終わり、この年限りで退任した。
セレッソはクルピの後任にセルジオ・ソアレスを招聘したが、成績不振により8月に契約を解除し、クルピを三度指揮官に据えた。この年は14位でシーズンを終えたが、13年は4位に食い込んだものの、クルピはこの年限りで退任となった。
18年にはガンバ大阪に監督に就任したが、シーズン途中に解任。今季、セレッソに4度目の就任を果たしたが、中位に低迷したために契約解除となっている。