【写真:Getty Images】
解任の危機に陥っているとも噂されるバルセロナのロナルド・クーマン監督が、記者会見で質問に応じず声明だけを読んで立ち去るという異例の対応を取った。スペイン紙『アス』など複数メディアが伝えている。
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バルセロナは今季チャンピオンズリーグ(CL)初戦でバイエルン・ミュンヘンに完敗を喫したあと、ラ・リーガでも下位グラナダとホームで辛うじてドロー。低調な戦いが続いており、クーマン監督の解任は時間の問題だとも報じられていた。
そういった状況の中で行われた22日の会見は、チームとクーマン監督が非常事態にあることを改めて印象づけるものとなった。同監督は通常の会見のようにメディアからの質問に応じることはなく、原稿を用意した声明を読み上げると会見場を立ち去ってしまった。
声明の中でクーマン監督は、現在のバルセロナが「再建中」であるとして、「クラブは私とともにある」と解任危機を否定。経営難も抱える中でのチーム再建には「時間が必要」だと述べ、長期的な視点で見守ることを求めた。
「有望な若手選手たちは数年のうちに世界的スターになることができる。シャビやイニエスタがそうだったようにチャンスがあるが、忍耐は必要だ」とクーマン監督。リーガでは「上位を維持することができれば成功」であり、CLでの結果については「奇跡を期待することはできない。バイエルン戦の敗戦は客観的な視点で捉えるべきだ」と述べている。
バルセロナは現地時間23日に行われるリーガ第6節の試合でカディスと対戦する。ピッチ外の騒動を払しょくするような結果を残すことができるだろうか。
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