18位:プレミア最高の偽9番
【写真:Getty Images】
FW:ロベルト・フィルミーノ(ブラジル代表/リバプール)
生年月日:1991年10月2日(29歳)
市場価値:5000万ユーロ(約60億円)
20/21リーグ戦成績:36試合9得点7アシスト
母国でキャリアをスタートしたロベルト・フィルミーノは、2011年にホッフェンハイムに移籍し欧州デビューを果たした。ドイツで10番を背負い、その才能を証明したフィルミーノは2015年、ユルゲン・クロップがリバプールの監督に就任すると同クラブに移籍。リバプール復権の原動力となり、2017年からはサディオ・マネ、モハメド・サラーとともに、強力な3トップを結成し、プレミアリーグとUEFAチャンピオンズリーグ(CL)の優勝に貢献した。
「スピード」はないものの、創造性溢れる「ドリブル」でゴール前の密集した局面を一人で打開できる。FWでありながら卓越した「テクニック」と「パス」スキルで試合の組み立てや仲間のサポートが出来るフィルミーノは、世界トップクラスの万能型FWだ。得点は多くないものの、重要な試合で結果を残すこの男はリバプールで最も重要な存在と言っても過言ではない。
4シーズンに渡り、各大会で猛威を振るったフロント3は解体しつつある。ディオゴ・ジョタの加入以降、3トップの中央に君臨し攻撃のタクトを振るったフィルミーノは、ベンチに座る時間が増加。タイプや役割が違うため比較しづらいが、得点という意味ではジョタの方が結果を残している。しかし、これまでリバプールを牽引してきたフィルミーノは、間違いなく今季も重要な役割を担う。
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