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リバプールに欠点あり? クリスタルパレス戦で露わになった弱さ、ラストピースとなるのは…【分析コラム】

シリーズ:分析コラム text by 編集部 photo by Getty Images

プレミアリーグ第5節、リバプール対クリスタルパレスが現地時間18日に行われ、ホームのリバプールが3-0で勝利を収めた。スコアだけ見ればリバプールの圧勝に思える一戦だが、リバプールはこの試合で不安をのぞかせている。(文:阿部勝教)

危なげない勝利

0919-リヴァプール
【写真:Getty Images】

 
 パトリック・ヴィエラを新監督に迎え、前節トッテナムを3-0で下し勢いに乗るクリスタルパレスとの一戦は、スコアから受けるようなリバプールの圧勝という内容ではなった。むしろ内容は互角。負けていてもおかしくはない試合だった。

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 前節から4人のスタメンを入れ替え、新加入のイブラヒム・コナテがプレミアデビューを飾ったリバプールは、試合序盤からクリスタルパレスのカウンターに苦戦。ボール奪取後、ウィルフレッド・ザハとジョルダン・アイェウを走らせる速い攻撃で幾度もDFラインの裏を取られ、決定機を作られた。

 
 ボールを保持するもこれといった決定機を作れず、逆にピンチを招いていたリバプールだが、相手の隙は見逃さなかった。43分、コスタス・ツィミカスのコーナーキックを後ろから走り込んできたモハメド・サラーがヘディングシュート。このシュートは相手GKに阻まれるも、サディオ・マネがこぼれ球にいち早く反応。相手の足が止まった一瞬を突き、先制点を決めた。

 先制点を決めるもなかなか試合の主導権を握れなかったリバプールは、その後78分、89分に先制点とほとんど同じ形から2得点。結果的に3-0となったが、流れからの得点はなく、全てコーナーキックからの得点となった。

 前節に続き3得点を奪ったものの、攻撃陣が相手DFを圧倒した訳ではない。ゴールの場面を除けば傑出したプレーはほとんどなく、むしろ攻撃を防がれる場面の方が多かった。一体なぜだろうか。

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