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冨安健洋の加入でアーセナルが手にしたものとは? デュエル勝率100%、アルテタ監督が評価するのは…【分析コラム】

シリーズ:分析コラム text by 安洋一郎 photo by Getty Images

プレミアリーグ第5節、バーンリー対アーセナルが現地時間18日に行われ、0-1でアウェイチームが勝利している。日本代表DF冨安健洋は2試合連続でスタメン出場し、チームが攻め込まれながらも2連勝に貢献した。冨安の加入により、アーセナルは今までになかったものを手にしている。(文:安洋一郎)

ベストメンバーが揃ったアーセナル

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【写真:Getty Images】

 前節、開幕3連敗同士の対決となったノリッジ相手に辛くも1-0の勝利を収めたアーセナル。9月の代表ウィーク明けの初戦だったこの試合で、新加入の冨安健洋がアーセナルデビューを飾った。また、開幕から負傷離脱していたガブリエウ・マガリャンイス、トーマス・パルティも復帰し、ようやくベストメンバーが揃っている。

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 そして今節、開幕4試合で未勝利だったバーンリーと対戦し1-0で勝利し、2連勝を飾ることに成功した。

 開幕4試合を4-2-3-1のシステムで戦っていたアーセナルだが、守備強度の高いトーマスが復帰したことで、今節では彼をアンカーに置く4-3-3に近いシステムでゲームをスタートさせた。前節、デビュー戦ながら高いパフォーマンスをみせた冨安は引き続き右SBで先発出場している。

 前半はアーセナルが支配率62%とボールを持つ展開に。しかし、主導権を握ったわけではなく、バーンリーの前線からのプレスにハメられていた。思うようにビルドアップができずに攻撃は停滞し、ほとんどチャンスを作ることができなかった。一方のバーンリーはお決まりの4-4-2の2トップにロングボールを放り込みチャンスを伺った。

 試合が動いたのは30分だった。ペナルティーエリア手前でブカヨ・サカがファウルを受けFKのチャンスを得ると、マルティン・ウーデゴールがゴール左隅に完璧なFKを決めてアーセナルが先制に成功する。

 しかし、後半になるとバーンリーに主導権を握られた。

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