リオネル・メッシやクリスティアーノ・ロナウドを筆頭に、世界には数々のスター選手が存在する。しかし、それらの選手のどこが優れてどこが劣っているのかを知る者はあまり多くはないはずだ。今回フットボールチャンネル編集部では、世界屈指の実力者たちの各能力を様々なデータを参照して数値化し、平均値を算出。今回は「ドリブル」にフォーカスしたランキングを紹介する(ポジションは主に所属クラブのもの、市場価格は『transfermarkt』を参考)。
5位:ナポリ生え抜きの主将
【写真:Getty Images】
FW:ロレンツォ・インシーニェ(イタリア代表/ナポリ)
生年月日:1991年6月4日(30歳)
市場価格:4800万ユーロ(約57.6億円)
20/21リーグ戦成績:35試合19得点7アシスト
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名門ナポリのキャプテンを務めるのが、地元出身でクラブ生え抜きのロレンツォ・インシーニェだ。今夏に行われたユーロ(EURO)では6試合で先発出場し、準々決勝ベルギー戦での貴重な勝ち越しゴールを含む2ゴールを記録。イタリア代表を1968年大会以来の優勝に導く立役者の1人となった。
身長163cm、体重59kgとサッカー選手の中ではかなり小柄な部類に入るが、そのプレースタイルはかなり強気だ。左サイドでボールを受けると積極的にドリブルで仕掛け、カットインから得意の内巻きのシュートでゴールを量産する。昨季はセリエAでキャリアハイとなる19ゴールを記録した。また、インスイングのクロスも正確で多くの決定機に絡むことができる選手だ。
代表とクラブでチームを引っ張る役割を担っているインシーニェだが、ナポリとの契約が今季限りで満了となるのは気がかりなポイントだ。イタリアメディア「ガゼッタ・デッロ・スポルト」によると2020年頃から契約延長交渉がスタートしているようだが、現時点では契約はまとまっていない。6月に30歳となったナポリ育ちのインシーニェはどのようなキャリアを歩むのだろうか。