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【写真:Getty Images】
ダニ・カルバハル(スペイン代表/背番号2)
生年月日:1992年1月11日(29歳)
レアル・マドリードのカンテラ(下部組織)出身のダニ・カルバハルは、トップチームデビューが叶わず、レバークーゼンでプロデビューした。だが、ドイツで自身の実力を証明したカルバハルは、1年でレアルに復帰。復帰後すぐにスタメンに定着し、不動の右SBとしてUEFAチャンピオンズ(CL)3連覇など数々の優勝に貢献している。
果敢にオーバーラップし攻撃に参加するカルバラルは、正確なクロスやペナルティーエリア深くまで侵入するドリブルでチャンスメイクする攻撃的SBだ。だが、攻撃だけでなく1対1の守備も得意とし、同サイドの相手を完封する。今季で在籍9年目を迎え、クラブ内でもマルセロ、カリム・ベンゼマに次ぐ古参となったこの男は、プレーだけでなくチームを牽引する活躍が求められるだろう。
エデル・ミリトン(ブラジル代表/背番号3)
生年月日:1998年1月18日(23歳)
ブラジルの名門サンパウロでプロデビューしたエデル・ミリトンは、初年度からスタメンに定着し、リーグ戦22試合に出場。翌年にはポルトに移籍し、欧州デビューを果たした。ポルトでも1年目からリーグベストイレブンに選出される活躍を見せると、2019年にレアル・マドリードに加入。一気にスター街道を駆け上がった。
不動のCBとして君臨したセルヒオ・ラモスとラファエル・ヴァランが退団した今季、レアル・マドリードのDFリーダーとなるのは間違いなくミリトンだろう。長い手足を活かした果敢なタックルで相手からボールを刈り取るこの男は、同クラブの新たな壁となる。ビルドアップ時のパスや足元の技術に少し不安はあるが、今季は同クラブにとって欠かせない存在となる。
ダヴィド・アラバ(オーストリア代表/背番号4)
生年月日:1992年6月24日(29歳)
バイエルン・ミュンヘンで10度のリーグ優勝、6度のDFBポカール(国内カップ)優勝、2度のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)優勝に貢献。個人としても7度のオーストリア年間最優秀選手を受賞したダヴィド・アラバが今夏、全てを手にしたバイエルン・ミュンヘンを退団し、レアル・マドリードに加入した。
高い足元の技術と広い視野を活かし攻守両面に優れるアラバは、SBとCBをだけでなくインサイドハーフでプレーすることもできる。先を読んだDFだけで無く、ドリブルやキックも優れるこの男は、後方からピンポイントのロングパスやオーバーラップからのアシストで攻撃に貢献。さらに高精度のFKも武器となる。今季、攻守両面でチームを牽引したレジェンド、セルヒオ・ラモスの穴を埋めるのはこの男だ。
フェルラン・メンディ(フランス代表/背番号23)
生年月日:1995年6月8日(26歳)
2017年に500万ユーロ(約6億円)で移籍したフェルラン・メンディは、在籍した2シーズン連続でリーグ1年間ベストイレブンに選出された。2019年には、リヨンに移籍した際の約10倍となる4800万ユーロ(約57.6億円)でレアル・マドリードに移籍。加入1年目にからマルセロのポジションを奪い、スタメンに定着している。
圧倒的なスピードを活かした直線的なドリブルを武器に、ペナルティーエリア内深くまで侵入するメンディの攻撃力は、まさにワールドクラス。180cmと大柄ではないが、高い身体能力とフィジカルを活かし、空中戦でも強さを発揮する。毎シーズンの怪我がなく、安定したパフォーマンスを発揮することが出来れば、今以上に高い評価を受けるだろう。