FW
【写真:Getty Images】
ガレス・ベイル(ウェールズ代表/背番号18)
生年月日:1992年5月11日(29歳)
2007年にトットナムに加入したガレス・ベイルは、ハリー・レドナップ監督にSBからサイドハーフにコンバートされるとその才能が開花。イングランド中にその名を轟かせてプレミアリーグの主役に。そして、2013年に当時の世界最高額となる1億100万ユーロ(約121.2億円)でレアル・マドリードの一員となった。
圧倒的なスピードとフィジカル、さらに密集した局面も打開するテクニックを持ち合わせるベイルは、その圧倒的な攻撃力でゴールを量産し、数々のタイトル獲得に貢献した。しかし、クラブ内の事情もあり、昨季は古巣のトッテナムにローン移籍。クラブから放出されるも今季はレアル・マドリードに復帰している。同クラブにはベイルとともにカルロ・アンチェロッティが6年ぶりに復帰。移籍当時に監督を務めていたイタリアの名将の下で、かつての輝きを取り戻すことは出来るだろうか。
カリム・ベンゼマ(フランス代表/背番号1)
生年月日:1987年12月19日(33歳)
クリスティアーノ・ロナウドの相棒を務め、今季で在籍12年目を迎えたカリム・ベンゼマは衰えることを知らない。セルヒオ・ラモスが退団した今季はキャプテンを務め、開幕から4試合で5得点4アシストを記録。33歳となってなお、圧倒的な活躍でレジェンドの抜けたチームを牽引している。
FWとして求められるすべてを兼ね備えたベンゼマは、得点だけでなくアシストも量産。さらに前線だけでなく、中盤に下がりゲームの組み立てにも参加する。FWながら様々な場面でチームをサポートし、最後に決めきるこの男にかかる負担は計り知れない。今季絶好調のベンゼマは、レアル・マドリードを4年ぶりのリーグ優勝に導けるだろうか。
エデン・アザール(ベルギー代表/背番号7)
生年月日:1991年1月7日(30歳)
フランスのリールで頭角を現し、2012年から加入したチェルシーでワールドクラスの選手に成長したエデン・アザールは、2019年に1億1500万ユーロ(約138億円)でレアル・マドリードに加入。2018年に退団したクリスティアーノ・ロナウドの7番を受け継いだ。C・ロナウド並みの活躍を期待されたものの、怪我と復帰を繰り返すシーズンが続きこれまで本領を発揮できずにいる。
スピードと緩急を活かしたキレのあるドリブルで相手を翻弄するアザールは、強靭なDFがひしめくプレミアリーグを無双。敵なしの活躍を見せたが、スペインではその片鱗すら見せられていない。巨額な移籍金に加え、背番号7を付けているだけにファンの我慢もそろそろ限界だろう。今季は開幕戦から4試合全てに出場しているが、結果は1アシストのみ。今季は好調なパフォーマンスの維持と目に見える結果が必要不可欠となる。