【写真:Getty Images】
ラ・リーガ第4節、レアル・マドリード対セルタが現地時間12日に行われ、5-2でレアルが勝利を収めた。開幕から3試合で3ゴールを挙げていたヴィニシウス・ジュニオールは、この試合でもゴールを決めた。自慢の快速を飛ばして、セルタのDFラインを突破している。
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試合は4分、レアルのビルドアップのミスを突いたセルタが先制に成功する。レアルも24分にカリム・ベンゼマのゴールで追いつくが、31分に再び失点を喫した。
前半をビハインドで折り返したレアルだったが、後半開始直後に再びベンゼマが躍動する。ミゲル・グティエレスのクロスを頭で合わせて、試合は振り出しに。そして、54分にはベンゼマのスルーパスにヴィニシウス・ジュニオールが反応。左サイドからDFラインの裏を取ると、GKと1対1となり、右隅に冷静に流し込んだ。
第2節レバンテ戦のチーム2点目と同様に、ヴィニシウスの圧倒的なスプリント力が活かされたゴールだった。ボールを運んでいてもそのスピードは落ちず、ゴール前での落ち着いたシュートも文句の付けどころがない。レバンテ戦のチーム3点目でも角度のない位置から決めているように、フィニッシュの精度は確実に高まっていると言っていいだろう。
試合はその後、途中出場のエドゥアルド・カマヴィンガがゴールを決めて点差を広げた。87分には右サイドからドリブルで突破しようとしたヴィニシウスが倒され、PKを獲得。切れ味鋭いドリブルに相手はついていけなかった。これをベンゼマが沈めてハットトリックを達成している。
4年目を迎えるヴィニシウスは、4試合消化時点で4得点を挙げている。すでにキャリアハイだった昨季と一昨季の3ゴールを上回っている。カルロ・アンチェロッティ監督を招聘して、新たなフェーズへと突入するレアルで、21歳のヴィニシウスはエースと呼ぶべき存在となるかもしれない。