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【写真:Getty Images】
トレント・アレクサンダー=アーノルド(イングランド代表/背番号66)
生年月日:1998年10月7日(22歳)
クラブ生え抜きの攻撃的右サイドバックだ。右足の精度の高さは世界屈指で、2019/20シーズンにはプレミアリーグのDFでは史上最多となる13アシストを記録した。今年9月の代表戦ではインサイドハーフで起用されるなど新たなプレーの一面もみせている。
一方で1対1などの守備には課題を残し、昨季のアストン・ビラ戦では自身とジョー・ゴメスの右サイドを突かれ7失点を喫した。だが、それが気にならないほど攻撃での貢献度が高く、データサイト『WhoScored』によると、今季は第4節時点でリーグ1位となる最多の20本のキーパスを記録している。
ジョエル・マティプ(元カメルーン代表/背番号32)
生年月日:1991年8月8日(30歳)
スピードと高さを兼ね備える総合力の高い大型センターバック。守備時の貢献に加え、シャルケ時代は中盤でプレーするなど足下の技術に自信があり、ボール保持時は球出しや持ち運びでの貢献度も高い。
唯一と言ってもいい課題は負傷離脱の多さだ。昨季は終盤に負った足首ケガを含め4度の負傷離脱を余儀なくされた。ケガさえなければ序列はフィルジル・ファン・ダイクと並ぶ1番手で、今季は開幕から4試合連続で先発フル出場している。
フィルジル・ファン・ダイク(オランダ代表/背番号4)
生年月日:1991年7月8日(30歳)
世界最高峰のセンターバックが帰ってきた。守備での対応では、抜群の身体能力を活かしたプレーで相手FWに抜かれることは稀。フィードの能力も世界トップクラスで攻撃の起点にもなる。
18年冬のリバプール加入以降、ほとんどケガとは無縁だったが、昨季の第5節に行われたマージーサイド・ダービーでエバートンGKジョーダン・ピックフォードに危険なタックルを受け、全治8ヶ月となる膝の前十字靭帯断裂の大怪我を負った。昨季の残りの試合と今夏のユーロ(欧州選手権)出場を逃したが、今季のプレシーズンよりトレーニングに復帰。徐々にコンディションを上げ、今季は開幕から4試合連続で先発フル出場している。
アンドリュー・ロバートソン(スコットランド代表/背番号26)
生年月日:1994年3月11日(27歳)
昨季ケガ人が続出したリバプールで、今夏に退団したワイナルドゥムと共に全試合に先発出場した世界屈指の左サイドバック。無尽蔵のスタミナの持ち主で、ランニングの質と量を落とすことなく攻守に貢献し続けている。
また、クロスの精度もリーグ屈指で、右サイドのトレント・アレクサンダー=アーノルドと共に多くのチャンスを演出する。今季は右足首の負傷で開幕2試合を欠場したが、第3節より復帰している。