ラ・リーガ第4節、レアル・マドリード対セルタが現地時間12日に行われ、5-2でレアルが勝利を収めた。ジネディーヌ・ジダンやセルヒオ・ラモスが去ったチームは、カルロ・アンチェロッティ監督の下で生まれ変わろうとしている。その中で、18歳の新鋭はかつての司令塔の姿に重なる。(文:本田千尋)
560日ぶりの帰還で攻撃陣爆発も…
“エル・ブランコ”は生まれ変わりつつあるようだ。
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現地時間9月12日に行われたラ・リーガ第4節。560日ぶりにサンティアゴ・ベルナベウで行われたホームゲームで、白い攻撃陣が爆発した。カリム・ベンゼマがハットトリックを達成し、ヴィニシウス・ジュニオールと新加入のエドゥアルド・カマヴィンガもゴールを決め、レアル・マドリードがセルタに対して5-2と大勝。殊勲のベンゼマは「ファンが戻ってきて、彼らが作った雰囲気のおかげで、僕らにとって特別な夜になった」と振り返っている。
もっとも2失点しており、「守備面」では課題を残した。1失点目は、GKティボー・クルトワを含む後方からのビルドアップでセルタのハイプレスを剥がすことができず、ショートカウンターを喰らって失点。4分と試合が始まって間もない時間だった。2失点目は31分。今度はセルタに後ろから組み立てられ、中盤にCBのナチョ・フェルナンデスを釣り出されて左サイドを突破され、中央でフランコ・セルビをフリーにしてしまい失点を許した。
他にも19分と57分にはパスミスからカウンターを招き、安定したボール・ポゼッションの実現という点で課題を残した。この試合ではミリトンとナチョがCBでコンビを組んだが、74分には決定機を作られるなど、セルヒオ・ラモスとラファエル・ヴァランが抜けた守備陣はどこか不安定だった。
試合後、カルロ・アンチェロッティ監督は「守備面で改善しなければならない」とコメントを残している。14/15シーズン以来2度目の就任となるイタリア人指揮官は、次のように言う。