リオネル・メッシやクリスティアーノ・ロナウドを筆頭に、世界には数々のスター選手が存在する。しかし、それらの選手のどこが優れてどこが劣っているのかを知る者はあまり多くはないはずだ。今回フットボールチャンネル編集部では、世界屈指の実力者たちの各能力を様々なデータを参照して数値化し、平均値を算出。今回は「スピード」にフォーカスしたランキングを紹介する(ポジションは主に所属クラブのもの、市場価格は『transfermarkt』を参考)。
15位:小柄なドリブラー
【写真:Getty Images】
MF:ラファ・シウバ(ポルトガル代表/ベンフィカ)
生年月日:1993年5月17日(28歳)
市場価格:2300万ユーロ(約27.6億円)
20/21リーグ戦成績:29試合出場/5得点6アシスト
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フェイレンセ、SCブラガでのプレーを経て2016年に強豪ベンフィカへの移籍を掴み取った小柄なアタッカー。“アス・アギアス”ではここまで公式戦188試合に出場しているなど主力として活躍しており、4つのタイトル獲得に貢献してきた。また、ポルトガル代表の常連メンバーでもあり、2016年にはユーロ(欧州選手権)制覇を経験。今夏のユーロにも出場していた。
かつて「ポルトガルのエデン・アザール」とも称されていた同選手は、2018/19シーズンにある記録で大物選手たちと肩を並べている。それが“最高時速”である。このシーズンのチャンピオンズリーグ(CL)に出場したMFはホッフェンハイム戦で最高時速「33.5km」をマーク。これはフィルジル・ファン・ダイクやガレス・ベイルに次いで同大会5番目に高く、レロイ・サネと同じ数値となっていた。
その非凡な「スピード」は現在も錆びついていない。トップギアのまま発揮される「ドリブル」は止めるのが困難なほどのキレ味を誇っており、裏への飛び出しやペナルティーエリア内へ飛び込む際のダイナミックさとスピーディーさもしっかりと目立っている。今後も自慢の快速を大いに活かしながら、攻撃の核としてチームに多くの歓喜をもたらすだろう。