プレミアリーグ第4節、マンチェスター・シティ対ニューカッスルが現地時間11日に行われ、4-1でユナイテッドが勝利を収めた。赤いユニフォームを着て12年ぶりにオールドトラフォードに立ったクリスティアーノ・ロナウドは2得点を挙げて、最高の再スタートを切った。悲願のタイトル獲得を目指すユナイテッドにとって“ロナウド効果”はどれほどのものなのか。(文:加藤健一)
C・ロナウドが帰ってきた
代表ウィーク明けのオールドトラフォードが世界中から注目を集めた理由はただ1つ。クリスティアーノ・ロナウドが12年ぶりにマンチェスター・ユナイテッドに復帰し、本拠地オールドトラフォードに凱旋するからに他ならない。
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12年の間にサプライヤーも胸スポンサーも変わってしまったが、今季のユニフォームはロナウドが最後に着用した08/09シーズンのものを想起させる色合いだ。エディンソン・カバーニから譲り受けた背番号7を着けたロナウドは、最後尾でピッチに入場してきた。
ポジションはかつてのサイドではなく、1トップだった。背後には右にメイソン・グリーンウッド、トップ下にブルーノ・フェルナンデス、左にジェイドン・サンチョが入っている。
ユナイテッドは容易に押し込むことができたが、5バックで守るニューカッスルはゴール前を埋めていた。前半は強引なミドルシュートも多く、コーナーキックが最大のチャンスといっていいくらい。0-0のまま前半を終える雰囲気もあったが、それを打ち破ったのはロナウドだった。
中盤の混戦の中でボールを拾ったポール・ポグバが右サイドで展開する。カットインするグリーンウッドの前には相手が2人立っていたが、グリーンウッドはその間を抜くシュートを選択する。すると、キアラン・クラークの足をかすめたボールをGKが弾く。これをロナウドがゴールへと押しこんだ。
グリーンウッドがシュートを放った瞬間、どの選手も足が止まっていたが、唯一ボールがこぼれたときの準備をしていたのがロナウドだった。ゴールへの執念、最善の準備を怠らなかったからこそ生まれたゴールだった。