【写真:Getty Images】
ブラジルのサンパウロに所属するブラジル代表DFダニ・アウベスは、給与未払いをめぐるクラブとの衝突により退団することが確実な状況となった。ブラジル『グローボエスポルチ』など複数メディアが伝えている。
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過去にバルセロナやユベントス、パリ・サンジェルマンなどでも活躍したダニ・アウベスは2019年に母国へ戻ってサンパウロに加入。今年夏の東京五輪(東京オリンピック)ではU-24ブラジル代表のオーバーエイジ(OA)枠で金メダル獲得に貢献し、サッカー界歴代最多記録を更新する自身43個目のタイトルを手に入れた。
五輪を終えたあとサンパウロでのプレーを再開していたが、給与未払いが解決するまで練習に参加しないことが代理人からクラブに通告されたという。未払い給与は1100万レアル(約2億3000万円)に達するとも報じられている。
これに対しクラブ側も、給与支払いに関してダニ・アウベスに提案を行ったが合意に至らなかったと10日の会見で発表。ダニ・アウベスが今後サンパウロでプレーすることはないと述べ、このまま退団することが確実となった。
『グローボエスポルチ』はダニ・アウベスの今後について、ブラジル国内の他クラブのほかメキシコ、カタール、UAE、サウジアラビア、アルゼンチンなどが移籍先の候補になり得ると予想している。古巣のセビージャも獲得への関心を示していたとされているが、すでに夏の移籍市場が終了した欧州のクラブに加入するためには1月まで待たなければならない。
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