リオネル・メッシやクリスティアーノ・ロナウドを筆頭に、世界には数々のスター選手が存在する。しかし、それらの選手のどこが優れてどこが劣っているのかを知る者はあまり多くはないはずだ。今回フットボールチャンネル編集部では、世界屈指の実力者たちの各能力を様々なデータを参照して数値化し、平均値を算出。今回は「スピード」にフォーカスしたランキングを紹介する(ポジションは主に所属クラブのもの、市場価格は『transfermarkt』を参考)。
10位:セネガルの神童
【写真:Getty Images】
FW:クレパン・ディアタ(セネガル代表/モナコ)
生年月日:1999年2月25日(22歳)
市場価格:1800万ユーロ(約21.6億円)
今季リーグ戦成績:12試合出場/1得点0アシスト
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18歳の時にノルウェーのサルプスボルグ08でプロデビューしたクレパン・ディアタは、そのわずか1年後にクラブ・ブルッヘへ移籍した。加入後すぐにスタメンに定着すると、3度のリーグ優勝と国内カップ優勝に貢献。そして2020年の冬にモナコへステップアップを果たした。
圧倒的な「スピード」を活かした「ドリブル」は驚異的。密集した中でもボールを失わず、個で局面を打開できる「テクニック」も持っているが、強引に突破せず冷静に周りを見て活かすプレーもできる。「パス」スキルはあまり高くなく、得点を演出するラスト「パス」を出す場面も少ないが、丁寧なプレーでミス自体は少ない。
加入したクラブですぐにスタメンに定着する実力だけでなく、チームやリーグに馴染む適応力も持つディアタは、ミランなどの欧州各クラブから関心を集めている。2019年には、セネガル代表デビューも果たしているこの22歳の快速アタッカーは、この先どのクラブにステップアップしていくか楽しみな選手だ。