【写真:Getty Images】
パリ・サンジェルマン(PSG)のアルゼンチン代表FWリオネル・メッシは、加入時の契約に盛り込んだ「代表優先条項」を初めて行使することになるようだ。アルゼンチン『TyCスポーツ』が伝えている。
現在カタールワールドカップ予選が行われている南米では、日程上の都合により今回のインターナショナルウインドウの選手拘束期間を通常より2日間延長。その影響により、各国クラブと代表チームの間で様々な問題が生じている。
アルゼンチン代表は現地時間9日にホームでのボリビア代表戦を戦う。一方でPSGは現地時間11日にリーグアン次節のクレルモン戦を予定しており、その間隔は約1日半しかない。アルゼンチン代表に招集されているメッシやアンヘル・ディ・マリアらが両方の試合に出場するのは事実上不可能となる。
メッシの場合は、契約により代表チームの試合を優先することが認められている。バルセロナとの契約を更新できず、PSGに加入することになった際に交わした契約には、いわゆる「アルゼンチン条項」が含まれていると報じられている。
カタールワールドカップで悲願の優勝を目指すことを何よりも重視するメッシは、日程などが衝突する場合には代表チームでのプレーを優先することをPSGに認めさせているという。今回はその条項が初めて行使される形になるようだ。
メッシはPSGに加入したあと、8月29日にアウェイで行われたスタッド・ランス戦に交代出場したのがこれまで唯一の出場。今週末のホームゲームは欠場し、ホーム初出場は来週末のリヨン戦までお預けとなりそうだ。
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