WG&FW
【写真:Getty Images】
伊東純也(ヘンク/ベルギー)
生年月日:1993年3月9日
日本代表通算成績:25試合5得点
昨季、海外日本人で最も活躍したのは間違いなく伊東純也だろう。リーグ戦32試合で10得点12アシストを記録。ヘンクで攻撃を牽引する伊東は、抜群のスピードを活かしたドリブルからのゴールやアシストだけでなく、今季は攻撃の起点となり周りを活かすプレーも見せている。4節には味方との連係から見事なミドルシュートを決め、今季初ゴールをマークした。
今では日本代表に欠かせない存在となっているが、同じ右サイドには久保建英や堂安律といった東京五輪に出場し、同じく海外で活躍する実力者が名を連ねている。現状のポジション争いでは伊東がリードしていることは間違いない。しかし、オマーン代表戦では、前半に決定機を迎えるも決めきれず、その後も決定的な仕事は出来なかった。日本代表の攻撃を牽引出来るだけの実力を持つ伊東は、中国代表戦では結果を残せるだろうか。
【写真:Getty Images】
古橋亨梧(セルティック/スコットランド)
生年月日:1995年1月20日
日本代表通算成績:7試合3得点
セルテックに加入以降、公式戦9試合で7得点と凄まじい速度で得点を量産する古橋亨梧は、今季ここまでの海外日本人選手の中で最も活躍している選手と言っても過言ではないだろう。スコットランドの地で覚醒し、一瞬の隙で敵を仕留めるこの男は、ペナルティーエリア内で最大の脅威となる。
古橋は左サイドよりも中央の方が輝く選手である。それは、オマーン代表戦でも明らかになった。しかし、南野拓実が離脱し、原口元気がオマーン代表戦で力不足を露呈するなど左サイドが人材難となっている中、森保一監督がこの古橋を懲りずに左サイドで起用する可能性が残念ながら低いとは言えない。そのため、今回は左サイドでの先発を予想している。
【写真:Getty Images】
大迫勇也(ヴィッセル神戸)
生年月日:1990年5月18日
日本代表通算成績:50試合23得点
8年間ブンデスリーガで世界各国の強靭なDF相手にプレーしてきた大迫勇也は今夏、ヴィッセル神戸に移籍。Jリーグ復帰を果たした。大柄な相手にも屈せず安定したポストプレーと巧みなシュートで攻撃を牽引する大迫は、日本代表のエースとして君臨する。
ポストプレーやシュートだけでなくパススキルも持ち合わせ、チャンスメイクもできる大迫は、ブレーメンではMFとしてもプレーした。日本代表の最前線で体を張るこのFWは、その高い柔軟性を活かし、日本代表に幅広い攻撃パターンをもたらしている。敗戦したオマーン代表戦では厳しいマークを受け、本領を発揮できなかったが、中国代表戦ではエースとして日本を勝利に導くゴールを期待したい。